建築の構造

皆さんは日本の大学の工学部と聞いたら、どんなイメージをお持ちでしょうか。

圧倒的な男の園(?)というイメージでしょうか。

確かに日本の大学の工学部は圧倒的に男子生徒の数が多く、女子生徒を見かけることすら稀です。

では日本の大学の工学部にはどんな学科があるのでしょうか。

一般的には機械工学、電気工学、化学工学といったところでしょうか。

それに建築工学が加わって、概ねこの四つの学科が日本の大学の工学部には多いとされています。

勿論大学によっては別のジャンルの工学科が存在しているでしょうし、また異なるジャンルの分け方をしていることもあるでしょう。

ところでここまで建築学の話をしてきましたが、日本の大学ではこの建築学は概ね工学部の建築学科に含まれ、そこで建築学に関する学習や研究が行われていることが多くなっているようです。

意外な気もしますが日本でのこうしたケースは、世界的に見れば寧ろ少数なのです。

他の国の場合、建築学科は日本のように工学部に属さないケースが多くなっています。

ところで建築に関する建築学と呼ばれる学問については既に紹介しました。

上記のように一口に建築学と言っても、建築学は大きく二つの側面に分けることができます。

その一つが構造や材料などの工学的な分野であって、そしてもう一つがデザインや建築史、計画や意匠等の芸術的、文化的な分野です。

日本の大学の工学部建築学科では、上記の建築学について、主に前者の工学的分野について学びます。

ここでは建築学の工学的分野について紹介していきます。

建築素材

皆さんは建築の構造と聞いて、どんな種類、材質のものを想像しますか。

建築について素人とも言える私達が真っ先に想像する構造及びその素材としては、鉄筋コンクリート構造や鉄骨構造、木構造といった構造でしょう。

建築学の構造としては、当然ながらそれらに関する研究が欠かせません。

それに加えておよび構造力学についても研究します。

よく地震や火災等で建築物が崩壊、破壊し、被害が広がったと言う話を聞きます。

このような災害時の被害を抑えることが、ある意味建築学における大きなテーマだと言えます。

勿論建築学においては、建築物の倒壊、消耗、破損等を防ぐため、建築に用いられる材質について深く研究が進められています。

また日本では、古来から木造建築物が密集した地域での大規模火災が数多く発生し、そのたびに大きな被害を出してきました。

それ故建築物の素材についても感心が集まり、戦後は主として不燃性、難燃性の建築素材の開発を目的とした研究が重要視されてきました。

長年の研究の成果もあって現在は不燃性、難燃性素材の開発に関しては一定の成果を上げ、ほぼ完成形を見せています。

その一方で地震国日本の実情を反映して、現在では主に地震を意識した耐震、免震素材の開発と研究が進められ、その成果が待たれています。

いつの日か地震に強い建築素材の本格的な誕生と生産が始まることが期待されます。