構造分野の知識

それが建築の一方の柱であるとすれば、もう一方の柱として構造分野における、数理的解釈を必要とする理科学的知識も欠かせません。

喩えるならこれらが建築におけるハードとソフトであり、この両者を高い次元において両立させることが現在の建築において求められています。

それが成功した建築が所謂よい建築と称されることになるのでしょう。

先ほど現在の建築学は、建築学とその他の学問とが密接に関わっていると言いました。

従って建築学をある程度のレベルで実現したいのならば、建築学そのものは勿論の事ながら、それ以外の分野の知識にも通じておく必要があります。

その中には機械工学、電子工学、土木工学等の理系に属する分野で、伝統的に建築学と密接に結びついていると思われる分野は勿論、社会学、法学、経済学や語学といった文系に属する分野、従来の価値観で言えば建築学とあまり関係なさそうだった分野にまで及んでいます。

そして環境学やエコロジー分野等、環境問題を意識する現在のトレンドも織り込む必要があります。

こうして見ると建築学は実に多様で、その内容が多岐に及んでいることがお分かりいただけるかと思います。

ここでは建築学についてそのさわりと言うか、概略を紹介しましたが、建築学は奥が深くも、魅力ある学問です。

皆さんももし縁あって建築学を志向されるなら、とことん知識や理論を追求してみては如何ですか。