建築学について
建築学とは文字通り建築に関する学問の総称です。
もう少し詳しく見ていけば建築物の設計やデザイン、歴史等について研究する学問です。
建築学と言ってもそれは主に二つの側面を持っています。
一つは構造や材料などの工学的な分野です。
そしてもう一つはデザインや建築史、計画や意匠等のデザイン的分野であり、また芸術的、文化的な分野でもあります。
この建築学も時代の変遷と共に発展し、現在のように学問として確立されるようになりました。
建築学がそれ自体が単体で学問として成り立ってはいますが、その中には実に様々な学問を含んでいると言えます。
それはやはり時代が変化し、人類が建築に対して様々な要望や要求を抱き、理想を追い求めるようになってから、建築学は多様化したとも言えます。
もっとわかりやすく言えば、遠い昔の建築は人類にとってはただある目的にために存在する「建物」でした。
それが現在はデザインや意匠はもとより、その機能性やはたまた最近関心を集めている環境保護の視点までが建築に織り込まれ、人々は求めるようになりました。
ある意味建築学の多様化、複雑化は時代の趨勢だと言えます。
建築という言葉は私達が普段何気なく使う言葉です。
ですが建築と一口に言ってもその応用範囲は、実に広大かつ多岐な内容にわたっています。
現在の建築においては、比較的早くから意識されていた構造的側面、芸術的側面等は当然のように織り込まれています。
それだけでなく現在の都市計画等を含めた建築では、人間社会を充実させるライフスタイル、はたまた健康な精神的生活までをも織り込んだ形で、建築は計画、設計され、そして実施されています。
わかりやすく言えば、現在の都市はより「ヒューマニズム」が求められる傾向が強まっています。
従って設計から実施に至るまでの建築の一連に流れにおいて、以前に比べてより人間的要素が強調されている、ということです。
構造分野の知識
それが建築の一方の柱であるとすれば、もう一方の柱として構造分野における、数理的解釈を必要とする理科学的知識も欠かせません。
喩えるならこれらが建築におけるハードとソフトであり、この両者を高い次元において両立させることが現在の建築において求められています。
それが成功した建築が所謂よい建築と称されることになるのでしょう。
先ほど現在の建築学は、建築学とその他の学問とが密接に関わっていると言いました。
従って建築学をある程度のレベルで実現したいのならば、建築学そのものは勿論の事ながら、それ以外の分野の知識にも通じておく必要があります。
その中には機械工学、電子工学、土木工学等の理系に属する分野で、伝統的に建築学と密接に結びついていると思われる分野は勿論、社会学、法学、経済学や語学といった文系に属する分野、従来の価値観で言えば建築学とあまり関係なさそうだった分野にまで及んでいます。
そして環境学やエコロジー分野等、環境問題を意識する現在のトレンドも織り込む必要があります。
こうして見ると建築学は実に多様で、その内容が多岐に及んでいることがお分かりいただけるかと思います。
ここでは建築学についてそのさわりと言うか、概略を紹介しましたが、建築学は奥が深くも、魅力ある学問です。
皆さんももし縁あって建築学を志向されるなら、とことん知識や理論を追求してみては如何ですか。